生理前のPMS(月経前症候群)が酷く、
生理2日めくらいまでは生理痛も辛い…
という高校生の女の子がお母さまと一緒にご来店下さいました。
PMSでは腹痛、頭痛、吐き気がするそうです。
特に朝が一番辛いので、学校に行くことも出来なくなってしまう。。。
余りにも痛くて普通の生活ができないって辛いですよね😢
私も気絶するくらい生理痛が酷かったので、
その辛さは痛いくらいに分かるんです。
でも、そこまで痛くなるということは、
身体が正常な状態でないということです。
多少の痛みがあるというのは、許容範囲ですが、
生理の度に鎮痛剤を飲まないとならないというのは、
身体が普通の状態でないということなので、
できるだけ早く対応することが大切です。
PMSは生理に伴う女性ホルモンの変動によって
起こっているみたいです。
気血の巡りが悪い方にPMSや月経痛が起こりやすい傾向があります。
鍼灸にて対応させていただく場合は、
問診や脈、お腹の状態を診て、治療方針を考えます。
その状態を引き起こしている原因に対して
アプローチしていきます。
こちらのお嬢様は
新学期が始まったせいかもしれませんが、
身体がとても緊張状態になっていて
体のあらゆるところがパンパン
カチコチに張っていました。
毎日頑張っているのが伝わってくるようでした。
それでも、鍼やお灸をしていくと
次第に体がほぐれていきました。
女の子なので、お灸で火傷の痕がつかないように、
灸点紙を使って調整しながらお灸をしました。
なかなかお灸の熱を感じなかったみたいですが、
身体が冷え切っているからだと思います。
それでも治療後には、頭痛はなくなっていたので安心しました。
身体も冷えも強かったですし、
ここ1~2週間ほど寝付きが悪いとのことだったので、
ご自宅でもケアできるようにお灸のやり方を説明させていただきました。
お灸をすると身体も温まるし、
緩んで寝つきがよくなるんですよ。
自律神経の乱れが強いようなので、
そちらを調整しながら、
血の滞りや気の巡りを整える治療を継続していきます。
生理が来ることが苦痛にならないお身体になるように
精一杯サポートさせていただきます。
あまりにも酷い生理痛などの場合は、
子宮筋腫や子宮内膜症などが原因となっていることがありますので、
まずは婦人科で診ていただくことをお勧めします。