セラピスト | 吉房華子 1971年8月26日生まれA型 静岡県富士宮市出身 1児の母 セラピスト歴17年以上の鍼灸国家取得者 |
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資格等 |
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私の想い
キュアフラワーにご興味をもっていただき、ありがとうございます。
先ずは、私がなぜ鍼灸師になったかについてお話させて下さい。
私は中学生の頃から常に体調が優れず、保健室に通うことが多かった女の子でした。特に多かったのが腹痛。給食を食べた後は毎日のようにお腹を壊す日々。すでに肩凝りも感じ始めていました。
奥手だったので初潮は中学3年生の時。この頃から生理痛の苦しみを知り始めました。
月経不順であったために、苦しみを味わう回数こそは年に数回程度だったけれど、 生理になるたびに脂汗をかくほどの辛さを経験していました。余りの痛さに失神することもしばしばあり、高校の保健室ではすでに常連扱いをされていました。
大学のときあたりから、生理周期がまたもや大幅にずれ始め 6ヶ月間程、無月経の続くような状態になってしまいました。
さすがに、「私のカラダ、どこかおかしいのかも知れない?!」と思い始め、このあたりから辛い婦人科通いが始まります。
「月経困難症」「無排卵月経」「無月経」「稀発月経」「子宮筋腫」などで20代前半では富士、富士宮地区にある数件の産婦人科に通っていました。
「将来妊娠することが難しいでしょう」と言われたこともありました。
でも、投薬治療では根本的な改善には至ることはなく、時間的、金銭的、そして精神的にも負担が大きかったため、病院通いも足が遠のいてしまいました。
また、この頃は慢性的な肩凝りも酷くなっていて頭痛や吐き気に襲われることもありました。近所にある鍼灸治療院に通っていましたが、そこでは「40歳並の凝り方ですね。」と大学生なのに言われるくらいでした。
体質だから仕方が無いと、半ば諦めつつ、しばらくの間は不調を抱えながら毎日を過ごしていました。
そんな時に、お灸やリフレクソロジーと出会いました。
毎日、基礎体温を付けていた私の体温表グラフを見ると、排卵が全くなくガタガタな状態でした。
少しでも効果があれば‥と、試しに「三陰交」にお灸をしてみました。すると、その翌日に排卵が起き、高温期に入りました。そして2週間後に生理が来たのです!これにはびっくりしました。
続けていたら、もしかしたら身体が変わっていくかもしれない・・・そんな希望が見えました。
リフレクソロジーについては、友人たち二人からサロンでリフレクソロジーを受けているという話を聞きました。
一人は結婚をしているのですが、なかなか子供が出来なくて困っていたときに、知人を通してリフレクソロジーを紹介されたそうです。通い始めて1年くらいで妊娠し、他にも感じていたいくつかの不調が緩和されたと言います。
もう一人の友人は仕事のストレスから 身体の代謝バランスが大幅に崩れてしまい、顔色も常にくすんでて、体中が浮腫んでいました。そんな彼女もリフレクソロジーに通い始めると 次第に健康そうな肌色へと変化して行き、身体の浮腫みも少しずつではありますが無くなっていきました。
二人の体調の良くなって行く様子を目の当たりにした私は、リフレクソロジーや自然療法に対する興味を日に日に深めていきました。
そのリフレクソロジストさんの施術を受けたかったのですが、すでに予約待ち状態で新規のお客さんはとっていないという事で受けることもできませんでした。
そんな時にシンガポールに旅行に行く機会がありました。
そして、現地でついに、思い焦がれていたリフレクソロジーを受けることができました。
まさに衝撃的な出会いでした。
いきなりカタコトの日本語で「アナタ胃腸弱イシ、生理重イネ。」と言われ、「どうして、そこまで分かるの?!」と本当に驚きました。
さらにリフレクソロジーを受けた翌日には旅行中でクタクタだった体が、嘘のように軽くなっていたのです。
すっかり魅了された私は、書籍を集め始め、まずは自分のセルフケアから入っていきました。そして次第に体調も良くなってきたことで「もっと本格的にリフレクソロジーを勉強したい。」と思うようになっていきました。
そんなある日、母の体調がおかしくなりました。顔の右半分が麻痺して動かず、ろれつが廻らないのです。心配になり、病院に行かせたところ、 脳の右側に脳動脈瘤が発見されました。そのまま即入院になり、次の日には、 動脈瘤のクリッピングの手術をすることになりました。
このまま、母の体調が戻らなかったらどうしよう?!身体に麻痺が残ったらどうしよう?!そんな不安がずっと消えませんでした。
「私自身がもっと早くリフレクソロジーのことを知り勉強していれば、 母がこの手術をしなくて済んだかも知れなかったのに!」という思いが未だに残っています。
足は身体の状態を表すと言います。足の裏は人体の縮図になっています。勿論100%当てはまるとは言えませんが、 長い歴史の中でそれを証明しています。
首の悪い人は首の反射区が硬かったり、腰の弱い人は腰の反射区が弾力が足りなかったりします。母も数年間、右足の巻き爪に悩まされていました。
毎年巻き爪の治療を受けてはいたものの、再発を繰り返していました。
実は、右足の巻き爪のある部分は、ちょうど母の脳動脈瘤の見つかった箇所の反射区に当たっていました。
「この巻爪が母の身体の不調箇所からの叫びだったに違いない!」今でもそう思わずにいられません。
脳動脈瘤の早期発見、手術、術後の驚くべき回復力で、現在、母は後遺症も全くなく健康に毎日を過しています。そして、あれほど悪化を繰り返していた母の巻き爪は、手術以後酷くなることはありませんでした。
この出来事が、兼ねてよりつのらせていた「リフレクソロジーを勉強したい!」という私の思いを後押しすることになりました。
母の退院後、私は、英国リフレクソロジー協会の認定校であるThe Bayly School Of Reflexologyに通いはじめ 1年間をかけてリフレクソロジーの技術、及び解剖学、生理学、病理学を学びました。
体質だから…と半ば諦めかけていた辛い生理痛や無月経を改善することが出来、その他多くの不調も気にならない程度まで克服できたのです。
「体質だからと諦めている人にも、身体が変わっていく喜びを感じて欲しい!」
と、2005年、6月にキュアフラワーをオープンしました。
同年に結婚もしましたが。
でも、以前婦人科で「子どもを授かるのは難しいでしょう」と言われていたので、子どもも半ば諦めていました。
元々好きだった東洋医学の考え方や自然療法を生活の中に取り入れることにより、不妊治療することなく、結婚して4年目の37歳で妊娠、出産を経験するなど、多くの身体の変化を深く感じることができるようになりました。
その後も、自分が興味を持ち、よさそうだと思うものを勉強し習得していきました。
でも、リラクゼーションでは治療ができないという限界を感じ、かなり遠回りにはなりましたが、一念発起し鍼灸の資格をとる決心をしました。
しかし、もともと婦人科系が弱い私は、専門学校1年の時に乳がんが発覚し、その年末に手術を受けました。
さらには、過度のストレスと年齢によるホルモン変化で、今まで温存していた子宮筋腫が急激に大きくなっていきました。乳がん再発と子宮体癌のリスク回避を兼ねて、2年生の時の年末には、子宮と卵巣切除の手術を受けました。
術後、ほどなくして、コロナ過が始まりました。外出制限による運動不足と卵巣を切除したことによる急激な女性ホルモンの減少により、「手足がしびれる、身体を動かすと関節が痛くて辛い」という更年期症状を経験することになりました。
病院で相談すると先生は親身にはなってくれるものの、具体的な解決策は出ませんでした。薬を変えるわけにはいかないからです。
そんな辛い症状の中、ハリやお灸を使ったセルフケアを続けることにより、手足のしびれは気にならなくなり、更年期の症状とも上手く付き合っていけるようになっていったのです。
「体質だから仕方がないと諦めている人にも、身体が変わっていく喜びを感じて欲しい!」
これは、2005年のOPEN当初から、変わらない私の思いです。
私自身が様々な病気を乗り越えてきた経験から、患者の気持ちに寄り添った治療をご提供できると思います。
どうぞお気軽にご相談下さい。
初潮、妊娠、出産、更年期など、女性の身体はライフステージに沿ってドラマティックに変化します。
キュアフラワーでは、その時々の変化に応じた鍼灸治療やリラクゼーションを通じて、健やかな身体作りをサポートしています。
キレイも元気も叶えたい!
そんな女性のためのサロンでありたいと思っています。