36週で逆子が整ったケースについて

先日、36週の妊婦さんから
「健診で逆子が整っていました」とのご報告をいただきました。

無事に赤ちゃんの向きが整っていたこと、
そしてご連絡をくださったことを、
私自身とても嬉しく思っています。

ただ、このケースについては、
結果だけでなく経過や背景も含めてお伝えすることが大切だと感じています。


今回の経過について

この方は、年末に2回ほど逆子ケア(お灸・鍼)にお越しくださいました。
その後、年明けの定期健診では
「逆子のままでした」というご報告を受けています。

その時点でご本人は、
「逆子という状況も受け入れようと思います。お灸は無理のない範囲で続けてみます」
と、ご自身の気持ちを整理されていました。

今回の方は経産婦さんで、
一度ご出産を経験されていることから、
初産の方と比べると
身体の条件としてプラスに働く場合もあります。


逆子ケアについて大切なこと

逆子治療(お灸や鍼)は、
赤ちゃんの向きを矯正することを保証するものではありません

また、妊娠週数が進むにつれて
赤ちゃんの大きさや子宮内のスペースの関係で、
逆子が整う可能性は少しずつ下がっていくとされています。

正直に言うと、
36週を迎える頃には
逆子の矯正はかなり難しくなってくると感じるケースも少なくありません。

今回のように36週で整うケースも、
ゼロではありませんが、決して多いわけではないということは、
知っておいていただきたい点です。


逆子ケアを始めるタイミング

一般的には、
逆子ケアを始める時期としては
29週前後がひとつの目安とされています。

週数が浅いうちから
身体を整え、赤ちゃんが動きやすい環境を作っていくことが、
選択肢を広げることにつながります。


セルフケアについての考え方

今回の方には、
「36週で戻るケースもあるので、戻ったらラッキーくらいの気持ちで、無理のない範囲でお灸を続けてください」
とお伝えしました。

逆子が整わなかったとしても、
お灸によって血流が促されたり、
身体がリラックスするなど、
妊娠期の体調管理という意味では
プラスに働くことも多いと考えています。

ただし、
お灸をしていて
・気分が悪くなる
・お腹が張る
といった変化があった場合は、すぐに中止してください


最後に

逆子ケアは、
「必ず戻すためのもの」ではなく、
今の週数・状態・気持ちに合わせて選択するケアだと考えています。

結果だけを見るのではなく、
どの時期に、どんな状態で、どんな選択をするのか。
その判断材料をお伝えすることも、
私の大切な役割のひとつです。

母子ともに健康で、
元気な赤ちゃんの誕生を心よりお祈りしています。

※ご本人の許可を得て、匿名で掲載しています。