先日大阪万博に行った方から「万博漬け」の引換券をいただきました。

そのカードには「五福を開く」という言葉が添えられていて、梅の花とともに未来への願いが込められていました。

梅花五福を開く
1. 	寿(長寿)
2. 	富(豊かさ)
3. 	康寧(健康と安寧)
4. 	好徳(徳を好む心)
5. 	善終(安らかな最期)

梅の花は、厳しい冬を越えて春の訪れを告げる花として、古くから「希望」や「生命力」の象徴とされてきました。

その花びらが5枚であることから、理想的な幸福観「五福」になぞらえられ、縁起の良い花として親しまれています。

五福の五つの意味
1. 長寿(ちょうじゅ):健康で長く生きること
2. 富貴(ふうき):経済的な豊かさと社会的な安定
3. 康寧(こうねい):心身ともに穏やかで健やかな暮らし
4. 好徳(こうとく):思いやりや誠実さなど、徳を持って生きること
5. 善終(ぜんしゅう):人生の最期を安らかに迎えること

これらは単なる幸せの要素ではなく、「どう生きるか」「どう人と関わるか」を示す、生き方の指針でもあります。

現代の暮らしに五福を取り入れるには、まずは「康寧=健康と安寧」が土台になります。
バランスの良い食事、適度な運動、心の休息。

そして、誰かを思いやる気持ちや、誠実なふるまいも「好徳」として、日々の幸福につながっていきます。

「富貴」は単にお金のことではなく、安心して暮らせる環境や、周囲との信頼関係も含まれます。

「善終」は、人生の終わりを穏やかに迎えるために、今を丁寧に生きることの大切さを教えてくれます。

私自身も、25年後に梅干しを受け取るその日まで、元気で笑顔でいられるように日々の生活に五福を取り入れたいと思います。

そして何より、お客様たちの未来の健康と幸せのために、今できるケアを心を込めて続けていきたいと思います。

五福の願いは、施術のひとときにも、日々の暮らしにも、そっと寄り添ってくれるもの。

このブログを読んでくださった皆さんにも、五福の恵みが届きますように。